今年の成果
今年は人生の中で1番傷付いた出来事があった。
理不尽なそのことに腹が立ち、私の持っている常識が通用しない世界があることを知った。
その人たちにされた出来事を暴露してやりたくて、でも普通の方法では無理で、だから『財界さっぽろ』とかいわゆるマスコミにリークすることも考えた。
国家権力を行使すれば、とんでもないプライバシーの暴露を可能にする。あるところでは職員管理、監視、素行調査という名目でそれが当たり前のように行われているのだ。
この情報社会では驚くほどのプライバシーを簡単に第三者が閲覧できてしまうシステムになっている。もはや本当の完全なプライバシーは存在しないだろう。
日本のマスコミについて
以下Wiki引用
"警察内部の犯罪や不祥事を知りながら報道しない傾向がある。記者クラブのマスコミが知りながら報道しないことは警察以外の公的権力者(政治家・官僚など)の犯罪や不祥事に対しても同様の傾向がある。警察記者クラブに多数の記者を常駐させることが日本の報道が犯罪中心になっているのではないかとブログで指摘する者もいる"[要出典][4]。
とある。闇と光の中で悪と正義は複雑に絡み合っていることを知った。
真実を知りたい、という私の中でうずくジャーナリズムをなんとかやり過ごし、悔しさとやるせなさと折り合いをつけようともがいている。
私をなだめ説き伏せようとした精神科の科長の偽りの瞳を忘れない。
休憩室のPCで私のLINEの画面を確認しながら私の出勤を見守り、すれ違ったときの私の表情を観察するあの恐ろしい瞳を忘れない。
仕組まれた演出と芝居の中で耐え難く長い1日の勤務時間を過ごした一月を忘れない。
信頼していた人たちの仕方ないんだよ、という無抵抗の瞳を忘れない。
誰がどんな理由で考え出したことなのか知らないけど、身勝手で逸脱した行動に出た医療者であるそいつを私は一生許さない。
事態の収拾に加わった街の人々、とある学校の人々の奇妙な一体感の中で過ごした謎の2ヶ月も可愛い生徒たちの顔以外はすでに忘れつつある。
しかし、これらの出来事なしに今年の私はとてもじゃないけど振り返られないから、ぼんやり濁して書いた。
とんでもない権力の濫用を見たこの出来事の印象があまりに強すぎるのだけど、
私がしまこ先生と一緒に成長できた事実はこの一年で1番の成果であり私の人生において間違いなく人生を変える出会いだと自信を持って言える。
世界の中から自分の事しか見ていなかった私が、今は自分という場所から世界に向いている。
どうしたら人の役に立てるのか、誰かのために何かをしたい、そんな気持ちに変わってきている。
すごい偉そうに言ったけど、
自分が1人じゃいられないタイプの人間なんだということもわかって、人と支え合うことの喜びなんかもわかった一年になったと思う。
新たな目標を持ってまだまだ盲目に歩いて行こうと思っている。
コロナウイルス感染拡大という出来事がどんなふうに時代を変えていくのか、
その中で自分はどのように選択して行くのか、
ときどきぐんと上の方から全体のことを見下ろして見れたりする余裕を持てたらいいなと思う。