本を借りました。
今に始まったことではないが、精神的健康を取った私はとりわけ自由になるお金が少ない。学生時代はもっとお金がなくて、それでもインテリに憧れがあった私は友人の兄に本を借りまくっていた。
知的水準は収入に比例するなんて言う統計があるらしい。認めたくはないがなんとなく納得してしまう。
しかし、お金はなくても勉強はできる!と私は思う。し、賢いということはステータスだけでは図れないものである。
私は北海道のとある村で育ったのだが、村にも一応図書館があった。土方の父と専業の母の間に生まれた私たちの家庭は貧乏とは言えないまでもそれほど裕福ではなかったと思う。
そんな我が家では毎週土曜、決まって母と図書館に通っていた。毎週土曜というのは司書さんによる読み聞かせがあったのだ。
本は私を卑屈になった自分から身動きが取れなくなったときや、何かに追い立てられる現実の世界から別のところへ連れて行ってくれた。
出不精だった祖母と私は畳の部屋で祖母はベットに、私は畳の上でゴロリと横になりそれぞれ読書にふけってたいた。
本を読むと祖母は私を褒めてくれた。
本当は本なんて読むの面倒なんだけど、ばあちゃんが褒めてくれるからとなかば嫌々読んだ。
それが習慣になり、今私は読むことに助けられている。
今年の正月は帰省もできないうえに、仕事でも随分贅沢に休みをいただいたのでこれを機に今まで興味があった分野の勉強、さわりだけでもしてみようかと思いたち、図書館で本を借りてきました。
図書館は知識の宝庫です。
ワクワクの楽園です。
夢の世界の入り口です。
本当はぜーんぶ読んでみたいけれど、それが難しいのが悔しい。
しまこ先生ならどんな本を薦めてくれるだろうか。
どうしようもなく師を求める気持ちを慰めながら年末の家路につくのでした。
あ、話は逸れましたが、最後に図書館でのおすすめコーナーの話。
私は地域資料というのが特に好きです。
江戸時代の戸塚宿とか、今自分が住んでいる地域の江戸時代のことについてかかれている本なんかもありまさにクロニクルファンタジーですよ。
みなさんは年末年始何をして過ごしますか??