真実
#metoo運動で話題になった伊藤詩織さんが自らが体験した事件の概要を語っている記事だ。
この事件の加害者がもし権力者、政府関係者であったならどうだったろう。
"政府関係者"と"政府関係者の関係者"とではまた守る力の動員の具合も変わってくるだろう。
彼女が闘ってきたいばらの道を思うと、とても安易に言葉にしたくはないのだが、
言ってしまうとするならばこの加害者男性は政府側権力者から見限られたということなのではないのだろうか。
私は今、大きな組織の力を前にして無力の中、組織同士の結束力に驚き、呆然とする毎日を過ごしている。
組織の中でも一部にこれが正しいとは思っていない人がいたとしても、自分の身の安全を思うと「ご愁傷様」という顔をするまでだ。
これがもし、伊藤詩織さんのように民間企業の中で起こったことではなく公務員組織の中で起こったことであったなら?
その後始末を担う警察の汚い仕事もまた国民の安全を守るためのものなのだろうか。
1人の人間の動向を逐一監視するその費用も税金からの持ち出しである。
隠蔽のために使われる費用までも税金から出ているとすればなんのために働くのか、なんのために生きるのか、悔しさと怒りを越えて一瞬、無力感に襲われる。
到底敵わぬ敵を前に、忘れた方がいい
という声を聞くこともあるのだが、
私の中では事件は終わっていない。